個人利用のシステム構成

個人利用のシステム構成を検討してみます。

システム利用要件

システムの主な利用要件を整理します。

機能要件

  • パソコンを使用して、効率よくデータの作成、編集、保管、検索、活用を行いたい。
  • パソコンからインターネットを利用して、様々なインターネット上のサービスを利用したい。
  • スマートフォンやタブレットを利用して、パソコンを使用しないで同様の機能を利用したい。

非機能要件

  • システム利用に伴う様々なメンテナンス作業を容易にして、システム利用の効率化を図りたい。
  • 不正アクセスによる、システム利用不可、データ消失、プライバシーの漏洩を防ぎたい。
  • 大切なデータは、バックアップを取得して、データを消失しないようにしたい。
  • システム利用に伴う、パフォーマンスとキャパシティを確保したい。
  • システム利用に伴う、コストパフォーマンスを確保したい。

システム構成

利用要件を満たすためのシステム構成を検討します。ICTは幅広い用途に使用することになるため、まず非機能要件満たすためのシステム構成を検討し、その上で機器の選択や利用するサービスの検討を行います。

ネットワーク構成

ICTの基盤は、ネットワーク構成をきめることが重要になります。非機能要件の特に、セキュリティー、パフォーマンス、コストを重視してネットワーク構成を検討します。

  • インターネットに接続するネットワークと接続しないネットワークを個別に設ける。
  • 自宅で使用する固定機器用の回線と外出時に使用するモバイル用の回線を用意する。

ハードウェアの選択(パソコン)

インターネットに接続するネットワークと接続しないネットワークを分けた場合、それぞれに接続する機器は別に用意します。セキュリティを高めるとコストが上がっていきます。

  • インターネットに接続する接続するパソコンと接続しないパソコンを別に用意する。
  • インターネットに接続するパソコンは、持ち出し可能な軽くて丈夫なノートパソコンを選択する。
  • インターネットに接続しないパソコンは、ビジネス用途などのセキュリティが高く性能も高めのパソコンを選択する。

ハードウェアの選択(スマートフォン/携帯電話)

スマートフォンや携帯電話は、基本的にインターネットに接続して使用することになります。アプリなどを多くインストールする場合は、セキュリティを高めるため連絡用と情報収集用に分ける必要がでてきます。回線コストを抑えるためには、携帯電話との組み合わせやテザリング、MVNOの活用などの工夫が必要になります。

  • 連絡用の機器には、機器の動作不良を避けたり、アドレスや通信記録等の情報漏洩リスクを減らすため、不要なアプリをインストールしない。
  • 情報収集用の機器の場合は、MVNOなど回線コストの安い通信サービスの選択を検討する。面倒でなければ、テザリングで対応する。

システム構成図

システム構成図を作成してみます。セキュリティを高める場合は、インターネットに接続するネットワークと接続しないネットワークを設け、それぞれに接続する機器を別に用意します。system-diagram

システム利用の工夫と一時的な構成変更

ネットワークが一つの場合は問題になりませんが、ネットワークを分離した場合は、プリンター等、機器の共有ができなかったり、インターネットでダウンロードしたデータが、他のネットワークで利用できなかったりします。

媒体によるデータ移動

機器の共有ができず、ネットワーク間を介したデータ移動が必要な場合は、基本は媒体によるデータ移動で対応します。使用頻度が高くない機器の場合は、一時的にUSBで接続する方法もあります。

インターネットの一時利用

製品のアップデートでインターネット接続が必要な場合は、一時的に接続する以外に方法はないですが、Wi-Fiルータのネットワーク分離機能などを設定して接続すると安全性が高まります。

データの保管

ICT活用の基本はデータの保存と活用になります。重要なデータの保管方法を検討します。

ドライブの構成

OSのインストール先とデータの保管先のドライブは、別に用意します。データの保管先は、OS再インストール時のデータバックアップ漏れや作業ミスによるデータ消失を避けるため、外付けのドライブとします。OSあるいはソフトウェアの制約で、内蔵ディスクにデータを保管せざるを得ない場合は、定期的に外付けのドライブにバックアップを取得します。

ドライブの選択

SSDとHDDが主な選択肢になります。SSDは高速なアクセスが可能で魅力的ですが、しばらく使用しない場合、データが消失するなどリスクが高くなります。OS、ページングスペース、一時使用の領域などには適しますが、重要なデータはHDDに保管したほうが安全です。USBメモリやSDカードを使用する場合も、HDDに比べてデータ消失の可能性が高くなるので、重要なデータは必ずバックアップを取得するようにします。

フォルダの構成

データ利用の効率性を高めるために、データの保管先を用途別に整理します。
(例)メモ,計画,出来事,写真、音楽・・・

バックアップの取得

データの消失対策としてデータの保管方法とバックアップの取得方法の概略を検討します。

バックアップメディアの選択

個人利用のシステムの場合、バックアップメディアとしてHDDを使用するのが大容量にも対応でき便利です。容量が大きくない場合には、DVDやBDが使用できます。HDDの耐用年数は3年程度と心得ましょう。重要なデータは、更にDVDやBDにバックアップします。DVDやBDは特に保管場所の環境条件(温度・湿度・紫外線・大気汚染)に注意します。

バックアップの周期

重要なデータは、即時のバックアップを心がけます。基本的には、毎日のバックアップが理想ですが、週に1回あるいは1ヶ月に1回は取得するようにします。1年に1回でも住所のデータ等は、かなり復元できます。

データフォルダのバックアップ

データフォルダのバックアップ方法を整理します。

データフォルダ内のファイルがランダムに追加・変更・削除される場合

データフォルダ内のファイルがランダムに追加・変更・削除される場合は、フォルダごとバックアップ取得します。バックアップ取得後、フォルダ名にバックアップ日付あるいはシーケンス番号を付加します。3世代残すなどルールを決めて過去分を削除します。
(例)メモ → バックアップ先:メモ/メモ_YYYYMMDD

データフォルダ内のファイルが追加のみの場合

フォルダが日付などで管理され、データが追加される場合のみの場合は、追加分のみバックアップを取得します。
(例)写真/YYYYMMDD → バックアップ先:写真/YYYYMMDD

機器の交換など

パソコンなどの機器は、大切に使用しても5年も使用すると故障や新OSなどへの対応などで交換が必要になってきます。機器交換をスムーズに行うため、データの整理やバックアップの取得を確実に行うことが大切になります。そして、予算の確保も忘れずに・・・

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