今回は、自分のパソコン(PC)にマルウェアが導入されてしまい、攻撃用に使用されてしまった場合を想定しています。ICTを少しでも安全に使用できるように、未知の危険にも能動的に対応できるようにしておきましょう。今回は、タスクマネージャでパソコンの負荷を常時監視します。自分が使用していないのに、パソコン(PC)の負荷が高い場合は、原因をつきとめるか一時的にパソコン(PC)をシャットダウンして様子を見ましょう。
はじめに
タスクマネージャで、パソコンの負荷を常時監視することを可能にします。
方法
ログイン時にタスクマネージャを起動して、タスクトレイにCPU負荷を常時表示します。
設定手順
– タスクマネジャーのショートカットを作成
– タスクマネジャーのショートカットのプロパティで「実行時の大きさ」を「最小化」に設定
– 作成したタスクマネジャーのショートカットをスタートアップに登録
⇒ログインしなおすとタスクトレイにCPUの使用率がグラフィカルに常時表示されます。
確認方法
– タスクトレイ上のタスクマネジャーのアイコンをダブルクリック
– 「プロセス」タブをクリック
– 「全ユーザのプロセスを表示する」にチェック
– CPU使用率順にソートして原因のプロセス(ソフトウェア)を特定
※確認が終わった場合は、ウィンドウを最小化しておきましょう。「×」を押して終了するとタスクマネージャが完全に終了して、タスクトレイから消えてしまいます。
対応
原因となるマルウェアが特定できて、マルウェアをアンインストールできればベストです。もちろん、プロセスは終了させましょう。不明な場合は、とりあえずパソコンをシャットダウンして、しばらくしてから電源を入れて再発するか様子を見ましょう。これでも、一時的な攻撃参加は防げているはずです
CPU負荷が高くても問題ではないと思われるケース(例)
– Windows保守機能が自動で動作
– Windowsアップデートが自動で動作
– ウィルス対策ソフトウェアがバックグランドで動作
– Javaのアップデートが自動で動作
おわりに
タスクマネージャの常時表示によるCPU負荷を気にすることがあるかもしれません。ただし、現在のCPUはマルチコアが普通になっていることもあり、複数プロセスの実行には強い構造になっているため、本対応によってパソコンが遅くなることはほとんどないと思います。今回は、タスクマネージャでパソコンの負荷を常時監視する方法をまとめました。
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